1)何歳からバレエを始めましたか?
4歳から始めました。
2)どのようなことがきっかけでバレエを始めましたか?
幼稚園の時にお友達に誘われました。
3)いつプロになろうと意識しましたか?
本格的に考え始めたのは、小学生から中学生に上がる頃です。
4)どうしてプロになろうと思いましたか?
小学生最後に出たユースアメリカグランプリで周りの子達から沢山の影響を受け、その年にあったユースアメリカグランプリガラ公演でデフィレに出演し、初めて公演という形の舞台に立ち、お客様の拍手や歓声の素晴らしさを体験し、ガラ公演でプロの方々の踊りを観て、私も人々に感動や喜びをお届けできるダンサーになりたいと思い、バレエの道に進みたいと思いました。
5)それに対してどんな努力をし始めましたか?
練習量が以前よりはるかに増えました。バレエから帰るのが夜遅くなってしまったので、朝早く起きて学校の勉強をしたりと、時間を効率よく使い、バレエの時間をたくさん作るようにしました。食事面でも、甘い物が大好きで、兄と同じ量を食べていましたが、バレリーナにふさわしいボディーを手に入れるために、バランスや量を考えるようになりました。
6)今現在プロダンサーとして海外で踊ることの出来ている最大の理由は何だと思いますか?
やはり、家族や周りの方々の支え、サポートです。自分一人では絶対に今の環境はありません!!!!
7)今、子ども時代の自分に出会うとしたらどのようなアドバイスしますか?
舞台での一瞬一瞬のfeelingを楽しんで下さい。こう伝えたいです。コンクールに出ていた自分をふと思い返す事があります。あの頃はやはり結果の事を考え過ぎてしまって、コンクールではありますが、せっかくの舞台の機会を楽しめずにいた自分がいました。どんな形の舞台でも、その舞台を楽しみに足を運んでくださる方々は必ずいます。なので、舞台人として誇りを持ち、楽しい気持ちを忘れずにいてほしいです。
8)プロを目指している子どもたちへメッセージをお願いします。
家族、周りの方々、そして自分への感謝の気持ちを忘れないで下さい。プロダンサーとして踊っていくうえで、もっとも大切な事は、舞台を観に来て下さったお客様に感動や勇気、喜びをお届けする事だと私は思っています。私たちダンサーは、頂いた役を演じ、表現してストーリーをお客様に伝えています。しかしその土台となる自分の内側から出てくるpersonalityは演じることも変えることもできません。だからこそ、バレエだけではなく、普段の行いも大切にしてほしいです。
9)子ども時代バレエ以外で何をやっていましたか?→バレエだけだとしたら、その頃何をしておきたかったですか?
ピアノ、ヒップホップ、ジャズ、タップダンスをしておきたかったです。初めてプロのバレエダンサーという世界に入った時に、バレエダンサーはクラシックバレエだけじゃなくて、いろんなジャンルのダンスを披露するんだというのに驚いたのを覚えています…(笑 )なのでいろんなダンスを習いたかったです。
10)日本と海外の違いで一番大きかったこと バレエに関してとバレエ以外でありましたらぜひお願いします。
バレエに関しては、スタジオの広さです。やはり、土地の規模も違うので、天井の高い大きなスタジオで、踊れていることが日本との大きな違いだと思います。
バレエ以外では、アメリカは特に、食べ物の大きさが日本の何倍も大きくて、ピザ一枚食べるのも一苦労です。(笑)
11)プロとして踊っていて一番よかったと感じる時はどんなときですか?
もちろん舞台に立って、お客様からの拍手・声援を頂いた時です。特に、初めて主役を踊らせて頂いた時に、コンダクターさんを袖から舞台へと、お呼びした時は本当に感無量でした。
12)語学についてどのようにいつから勉強しましたか?
小さい頃に英会話教室に行っていました。本格的に始めたのは、中学生になってからだったと思います。
13)今は多くの子どもたちが海外への憧れを頂いていると思いますが、海外で踊ること、または留学することを進める理由、または進めない理由があればぜひお聞かせください。
海外留学は、他国の人達と毎日過ごす事によって、たくさんの刺激を受ける事ができ、環境も大きく異なり、異国の文化に触れる事で、表現力にも繋がり、バレエ以外のことからもたくさんのヒントを得る事ができます。
バレエ面では、日本での”学校へ行って、夜からレッスン”という生活から、バレエ漬けの日々になり、クラシックだけでなく、コンテンポラリーやジャズ、キャラクター、表現のクラス、ピラティス、解剖学、栄養の勉強など、日本ではなかなか触れることのできない素晴らしいカリキュラムがあるため、とても恵まれた環境になると思います。
そして、親元を離れて生活する事で、今まで親がしてくれていた事のありがたみに気がつき、人間性も磨かれていき、精神面も成長していけると思います。
しかし、海外に留学したからと行って、100% プロダンサーになれる!というわけではありません。
そして楽しいだけではなく、厳しい事の方が多いと思うので、海外でバレエをするというしっかりとした覚悟を持っている方じゃないと、時間を無駄にしてしまうと思います。
海外留学を決める前に、自分の心の声を聞いて、しっかりとした強い覚悟を持ってから、世界に羽ばたいていって頂きたいです。
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