Special Interview
「情熱が、必然的に何をすべきか教えてくれる」
舞台で役そのものになる快感と、世界で認められるための熱量。
01
何歳からバレエを始めましたか?
10歳からです。
02
どのようなことがきっかけでバレエを始めましたか?
ロンドンのコベントガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスで、キーロフ・バレエ(マリインスキー)の『白鳥の湖』を観たことがきっかけです。
03
いつプロになろうと意識しましたか?
舞台を観た瞬間からです。
04
どうしてプロになろうと思いましたか?
道化やロットバルトに憧れましたし、劇場の照明が落ちていく感覚や雰囲気に魅了されて、「自分も与える側になってみたい」と思ったからです。
05
それに対してどんな努力をし始めましたか?
毎日欠かさずストレッチをすることから始め、年齢を重ねるごとにその時の課題を毎日毎日繰り返しました。ただ、今思えば海外留学組や意識が高いダンサー志望の人たちに比べると、随分と甘い努力だったなと振り返ることもあります。
06
海外でプロとして踊ることができている最大の理由は?
バレエに対する「熱量」でコントラクトは獲得できたと思っています。情熱が、必然的に何をすべきか教えてくれる。劇場でも勤勉さや熱量を評価していただいて、今の場所があると感じています。
07
今、子ども時代の自分に出会うとしたら?
「本気でバレエをやりたいなら本気になりなさい。周りの誘惑に惑わされず、世界中のダンサー志望の方たちの努力をイメージして、負けないように頑張りなさい」と伝えたいです。
08
プロを目指している子どもたちへメッセージ
プロといっても様々です。自分がどのようなプロフェッショナルになりたいのか、はっきりとさせて、それに向かって一生懸命になってみてください。
体の条件や環境など様々だと思いますが、そういった類いの事はあまり関係ないと今なら理解できます。なりたい自分をしっかり持って諦めずに取り組めば、必ず夢は叶います!
09
子ども時代、バレエ以外で何をやっていましたか?
サッカー、陸上、水泳、体操、野球。もしバレエだけだとしたら、その頃にやっておきたかったのは「基礎の反復練習」です。
10
日本と海外の違いで、一番大きかったことは?
バレエに関しては、給料や公演回数以上に「ダンサーの地位が高いこと」を一番に感じています。雇う側もダンサーを尊重してくれるし、それぞれの良いところを認めてくれる。日本にありがちな「プリンシパルだから偉い」という風潮はなく、全員が誇りを持って良いものを作り上げようとするスタンスが素敵です。
バレエ以外では、やはりコミュニケーション能力が高く、主張がはっきりしていること。自分を大切にする文化なので、物事がスムーズに進まないこともありますが、そこが大きな違いです。
バレエ以外では、やはりコミュニケーション能力が高く、主張がはっきりしていること。自分を大切にする文化なので、物事がスムーズに進まないこともありますが、そこが大きな違いです。
11
プロとして踊っていて一番よかったと感じる時は?
自分を舞台の上で失うことができた時。例えば「道化」を踊っている時、踊っている自分自身が完全に消えて、役そのものになれたような感覚に陥る。水を得た魚のような、代えがたい快感です。
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語学について、いつ・どのように勉強しましたか?
英語とロシア語を話しますが、ほとんど勉強はしていません。わからないことはその都度スマホで調べて覚えていく。一番大切なのは「恐れずにどんどん話すこと」だと思います。
13
海外留学・生活を「進める理由・進めない理由」
本気でバレエをやるかに関わらず、人生として海外で一度生活することをお勧めします。視野が広がるし可能性も増える。ただし、本人の意思がどれだけあるかが全てです。日本にも良いものはありますから、結局は自分の意思の強さ次第だと言えます。
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