『シニアの指導と障害』井上留美子先生 - 整形外科学★バレエ安全指導者資格講義より
今回はバレエ安全指導者資格講義の一コマをご紹介✨
整形外科学を担当してくださいました整形外科医の井上留美子先生が担当してくださっています整形外科学の講義です。
どのような障害が起こっているのか、またそうならないためにはどのようなことに気をつけてレッスンをしていかなければならないかなど、整形外科医の視点からお話してくださっています。
一部だけでもとても貴重な講義ですので、ぜひご覧くださいね。
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【井上先生よりメッセージ】
みなさま、こんにちは。医師の井上留美子です。
日常診療において、バレエの怪我や痛み、悩みは多く見られます。医学的研究もまだ多く行われていません。指導に関わる者の不勉強で、アスリート生命を潰さないためには、この様な運動特性に特化した素晴らしい指導者の方々の元で学ぶ機会は貴重なのではないかと思います。
私は整形外科(整形内科?)医師として、日々人の身体の治療に携わっております。
毎日、多くの痛みや怪我を診ていると、身体の個性やその使い方や作り方、予防の重要性に気付かされます。特に、スポーツの現場において、成長期の身体を知らずして運動指導をするべきでない、とすら感じています。運動特性はとても重要ですが、もっと基本の運動器についてお伝えできたらと考えています。
https://safedance.jp
今回の安全指導者資格は、生徒を受け持つ先生ご自身が自信を持って指導の現場に立ち、お一人お一人が理想とされるバレエの世界を形作るための礎となる正しい医学的根拠に基づいた知識を身につけてほしいという思いで設立した特別な資格です。
今回の資格の特徴は3つあります。
1)医師をはじめとする身体と心の専門家によるエビデンスに基づいた確かな知識の習得
2)身体を学び、ダンス界の一線で活躍されている講師による実践講習
3)誰もが安心して学ぶことの出来る専任講師による学びのサポート 特に実践講習という新しい試みは多くの方にとって新しい感覚との出逢いにもなると期待しています。
そして指導者のスキルの向上に加え、スタジオ運営や活動のサポートにも尽力していきたいと思います。
誰かがやってくれるのを待つのではなく、私たちの環境は私たちの手で変えていけることを信じて。
そして、これからダンサーを目指す子どもたち、この業界で働く人達へ、より良い未来を作り、残していくために。
ぜひ私たちから変えていきましょう。