バレエちゃん

こんにちは!今日はよろしくお願いしますね! 今日はオフですか?

りかこ

はい!今日は一日お休みです。インタビュー楽しみにしていました。よろしくお願いします。

バレエちゃん

では早速、とっても基本的な質問になりますが、お休みの日は何して過ごしていますか??

りかこ

休みは基本日曜で、ゆっくりと過ごすことが多いです。 自分の好きな事をしたり、友達とランチに行ったり!ジムに行くこともあります。

バレエちゃん

そうなんですね!おやすみの日はお料理とかもされるのでしょうか?

りかこ

基本毎日、自炊しています。休みの日時間があるときは、作り置きをしたりもします!

バレエちゃん

すご〜い!日本にいた時はお料理はされていましたか?

りかこ

母を時々手伝うぐらいでした。こっちに来てからは自分で作るしかなかったので、とりあえず挑戦してみたり、ネットで調べたり。失敗もありましたが、いろいろな料理が作れるようになりました!

バレエちゃん

バレエ学校時代も自炊ですか?

りかこ

一応、三食付きの寮だったのですが、バレエダンサーだけの寮ではなく、一般の学生もいて、あまりヘルシーな食事は出ませんでした。自由に使えるキッチンがあったので、時間があるときは自分でつくっていました。

バレエちゃん

食事はもちろんですが、オーストリアで慣れないもの、困ったものってありますか?

りかこ

そうですね、こちらだと野菜不足になりがちです。やっぱり1番困ったのは、言語です。ドイツ語が共通語なのですが、バレエ団では英語で話すことが多いです。それと、休みの日はお店が閉まること。スーパーも土曜は18時に閉店、日曜は休みなのでその前に買っておかないと大変です。

バレエちゃん

言語についてはこれから留学しようとする子どもたちも気になるところだと思うのですが、準備しても行ってみなければ分からないことも多いと思います。そんな中で、バレエ学校からバレエ団に入団した現在、子どもたちへアドバイスするとしたらどのようなことを伝えたいですか??

りかこ

私も、留学する前にというよりこちらでほとんど学びました。学校で習う英語ぐらいは話せたのですが、始めは、流暢に喋れないことが恥ずかしくて。少し聞き取れて分かっても、間違ったていたらどうしようと思ってなかなか会話に入れませんでした。でも、少しずつ慣れてきて友達ができていくうちに話すようになって!分からない単語は、どういう意味?と聞いたり。話せば話すほど、上達しました。恥ずかしがらずに、とにかく挑戦してみることが大事だと思います!

バレエちゃん

日本で沢山話す場所があれば準備としては一番良い感じなのかな?オーストリアの学校のやり取りとか勉強の内容はドイツ語がメインですか?

りかこ

はい!日本で実際に話してみる機会がたくさんあればと思います。バレエ学校はドイツ語だったり英語だったり。 勉強の学校はドイツ語です。普通の高校のプログラムもあり、高校卒業することも可能です。でも、ほとんどのバレエ学校留学生には難しいので、私たちはその間ドイツ語学習をしていました。

バレエちゃん

先程お話にもありましたが、オーストリアの学校は普通科もありつつバレエ科があるという感じですか?

りかこ

そうです!バレエ学校が普通の学校と提携している感じで。バレエ学校生は、普通科の学校にも行って、高校卒業したいか選ぶことができます。自分の母国語で通信制の高校を卒業する生徒も多くいます。

バレエちゃん

結構自由なんですね。オーストリアのバレエ学校ってイメージとしてはバレエの名門というイメージだったので、色んな選択肢があると知ってなんだか意外です。

りかこ

そうですね!バレエだけでなく将来のために選択肢があるのは、いいことだと思います。

バレエちゃん

バレエ学校では様々な国籍の子達がいましたか?

りかこ

はい!本当にいろいろなところから!やっぱりヨーロッパの近国からが多かったですが、アメリカ、オーストラリア、ロシア、中国などもいました。

バレエちゃん

入学後はカルチャーショックとかありましたか?

りかこ

いちばん驚いたのは、とにかく、みんな意思表示がはっきりしていることです。Yes,no をはっきりいいますし、バレエクラスでも分からない事を手を上げて先生に聞いているのにはびっくりしました。

バレエちゃん

なるほど。。そういう状況に最初からついていけましたか?よく日本人は意思表示するのが苦手であるようなことを言われたりもしますし、そのような教育を日本のバレエ教室では習わなかったりもしますが・・

りかこ

始めは、戸惑いばかりで、、相手からyesかno どっち?と聞かれることもありました。でも、だんだん慣れてきて。慣れと時間が解決しました。

バレエちゃん

ちなみにりかこさん自身はだいたいどれくらいの時間を要しましたか?

りかこ

そうですね、、2ヶ月3ヶ月で少しずつ慣れてきて半年経つころは、仲のいい友達ができて話すようになり、意思表示もだいぶできるようになりました。

バレエちゃん

その状況に慣れないで悩む子達もいそうですね。バレエ学校では日本人の子はりかこさん以外にいましたか?

りかこ

はい、、私は親切な友人達に恵まれていたと思います。日本人はもう1人女の子がいました。その子も、私と同じ年に留学したので2人で助け合ってました。

バレエちゃん

そうなんですね。ではここでバレエ学校の一日の平均的なスケジュールを覚えていたら教えてください!

りかこ

8:00-9:40バレエクラス、10:00~ポアント、バリエーション、パドドゥ、コンテ、ジャズ、キャラクターなど。日によって違います。 14時前には終わり、その後勉強の学校へ。公演の前は、夕方18 時頃からリハーサルがあるときも。最終学年の時は、午後によくバレエ団のリハーサルに補欠としても参加させていただいていました。

バレエちゃん

今まで習ったことのないジャンルへの挑戦は楽しかったですか?また、知ることの喜びもあったのではないかと思います。そして、バレエ団のリハーサルは刺激的ですね!

りかこ

難しくて苦労した事もありましたが、新しい事を学ぶのはとても楽しかったです。 バレエ団のリハーサルはいつも緊張していました。時々、誰かの代わりに実際に一緒に踊ることもあって。でも、プロの方のリハーサルに参加して多くの事を学びました。バレエ団に入団したときも、その経験はとても役立ちました。

バレエちゃん

リハーサルの緊張でしょうね。でも目標とする方々が目の前にいて、同じ目線で、同じ場で一緒に踊ることが出来るって最高ですね。当時プロの方と一緒に踊ってみて一番衝撃を受けたことってありますか?

りかこ

技術や足さばきはもちろん、表現力の豊かさです!手先の使い方1つでも、感情を表現したり、キャラクターになりきっていました。そしていちばんは、みなさん忙しいスケジュールのなかで短いリハーサルで仕上げて舞台に立っているのに驚きました。

バレエちゃん

素晴らしい体験ですね。日々のレッスンにも役立ったでしょうし、モチベーションも上がりますね。どうしなければならないか知るって大切ですね。 ということで本日はここまで!とても貴重な素晴らしいお話を伺えたので、またぜひお時間を頂けたら嬉しいです!

りかこ

はい!!こちらこそありがとうございました!どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

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芝本梨花子さんチャットルーム



【今回お話を伺った芝本梨花子さんのプロフィール】

3歳からバレエを始める
めぐみバレエアートで学ぶ
2013年カナダロイヤルウィニペグバレエスクールに短期留学
2014年ウィーン国立歌劇バレエ学校に入学
2016年ウィーン国立歌劇バレエ団に入団
2018年より、ハーフソリスト

レパートリー:オダリスク(ルグリガラ)
symphony in c 第四楽章ハーフソロ
白鳥の湖 小さな4羽の白鳥
テーマとバリエーション、ジゼルより、ペザントpdd, モイナ ...など


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