おはようございます!今日はよろしくお願いします!
おはようございます! こちらこそよろしくお願いいたします。
とっても初歩的なところからですが、バレエを始めたきっかけと年齢からお聞きしても良いですか? 最初からバレエでした??
バレエは3歳から始めました。母に連れられて、気づいたらバレエスタジオに。
お母さんはバレエされていたんですか?
はい、少しだけ。好きだったようですが、祖父母が仕事で忙しくて続けられなくて。 娘にやらせたかったのだと思います
当時の思い出ってありますか?/p>
始めてバレエスタジオへ行った日なんですけど、幼稚園から帰ると、母が「今からいいところへ行こう!」と言うので、ついて行って見たら、同世代の女の子たちがピンクのレオタードを着て楽しそうに踊ってました。 「やりたい?」と母に聞かれ、「うん」と返事をしたのを覚えてます。
可愛いですね!今思いましたが、この世に生まれて3年目でバレエと出逢って、しかもそれで生きるまでになるって凄いことですね。/p>
本当にそうですね!やめる事なく続けてこれたのは不思議です。笑
プロになるっていう意識はいつ頃からされたんですか?
プロになるっていうか、始めはバレエ留学に憧れました。 14、15歳の時でしょうか。
周りの子達もそんな感じでしたか?? 留学の憧れってどんなきかっけでしたか
12歳ごろから、毎年参加していたバレエのワークショップに、全国各地から生徒が来ていて、
その中にすでに海外留学していた子たちがたくさんいて、私も留学したいと思いました。
そのワークショップの講師の方々が、ヨーロッパからいらしていたので、幼い頃から海外の先生と触れる機会があったからかと思います。
海外の講師の方と日本の先生レッスンの違いも感じておられましたか?
ワークショップという場だからかもしれませんが 褒めて伸ばしてくれてました。
日本では、怒られることしかなかったですから。笑。
やる気をどんどん出させてくれてました。
実際に留学を決断したきっかけとかチャンス?みたいなのはどういう時だったのでしょうか?
その参加していたワークショップの先生について行きたくて、
当時先生が在籍していたフランスのリオンのバレエ学校に行きたいと強く思うようになりました。
なるほど!良い先生だったんですね! そういう先生と出会えるって振付家もそうですけど、ダンサーにとってとっても重要ですよね。
そうですね、人生を決める大きな出会いでした。
そこから留学までするってかなりですよね。好きでもそこまで行けない人の方が多いと思うので。
怖いもの知らずでしたねw 行きたい!だけで行ってしまったので。まだ当時は子供でしたので、
「行く!」という気持ちだけで、現実とか見えてなくて。もちろん、大変なオーディションもありましたけど。
実際に行ってみて思い知った現実ってどうでした?
オーディション前に、1ヶ月間特別にレッスンを受けさせて頂いてたんです。
その時にはもう、勝手に自分は受かるものだと思い込んでいて。その1ヶ月後に3日間のオーディションがありまして、
それがなんと、コンテンポラリー科!(その学校には、バレエ科と、コンテンポラリー科がありました)
おぉ!そうなんですね!!それがコンテンポラリーとの出会いになっていくんですか?
コンテンポラリー科で合格と言われたんですよ・・
おぉ!おめでとうございます
それがその時は全く。。
え?嬉しくない感じですか?やっぱりバレエが良かった?
あの時、素直にコンテ行ってたら良かったのに。。。と後悔しました。あの経験があったから今があると思ってますが、素直に先生たちの言うことを聞いていたら、もっと人生が変わっていたのでは??と思った時はありました。
ってことはそこのコンテ科にははいらず、ほかを受験されたのですか??
結局、バレエ科に入れてもらったので。。
そんなのありなんですね!笑
あはははははは!! でも、1年間は特別留学生みたいな扱いで、レオタードもみんなと同じのは頂けず。。。1年後に再度オーディションを受けて、その時には飛び級で2年から入りました。
プロになることはいつ頃から意識されてましたか?
3年生になると、みんな就職活動をし始めるんです。私なんかは、やっと学校に入れて、言葉にもやっと慣れて来て、卒業試験にも合格してやれやれ。。。と思っていたので 仕事探しまで、考えていなかったです。
学校生活や普段の生活ってどんな感じでしたか?
学校では、毎日朝から夕方まで実技から、バレエの歴史、解剖学、音楽のクラスと、毎日盛り沢山でした。 毎日、学校と寮の往復でしたね。まず言葉という大きな壁がありましたので、それに一苦労。。
もちろん全部フランス語ですよね?
もちろんです。理解なんて全くしてなかったです。笑
え?笑 どうしてたんですか?
どうしてたんですかね?? 笑 なんとなく・・ 雰囲気です笑。
今バレエ学校へ留学したい子どもたちがいたら語学に関してはどのようなアドバイスをしますか?
もちろん、ある程度は勉強して行くように!と伝えます。今では私が通っていたバレエ学校に入るためには、フランス語検定3級以上の資格がないと入れないようなので 3級だったかな??私が行っていた当時はそんな決まりはなかったですけど、学校側も対策を練ったのでしょうね。
就職についてですが、学校によって就職率や有利な就職先ってありますよね?かなさんは学校に行きたいっていう思いが強くあった中で、その先の就職についてはどんな思いで過ごしていましたか?
始めはどこへ行きたいのか、どこが自分に合っているのか、私はわからなかったです。もちろん、人によっては既に目指すところがある人もいましたけど、私はわからなかった。 なので、学校の先生に相談したり、あとはとりあえずオーディションを受ける中で、少しずつ自分の方向性を見つけて行きました。
日本に帰るという選択肢はありましたか?
留学したての頃は、日本に帰るものだと思ってましたが、徐々に帰国する意思はなくなって行きましたね。自然と 海外生活に慣れていったんでしょうね。少しずつ、このまま海外でプロになるっていう気持ちに変化して行きました。
当時の自分のオリジナリティや方向性についてどのように思っていましたか?
当時は、自分がわからなかったです。18歳くらいの時でしたが、学校のオーディションの頃に既に君はバレエよりコンテだと言われていたように、オーデションでも、バレエ団には受からないんですよ。も、コンテ系のカンパニーへ行くと、君はバレエだと言われるし。 どっちやねん!って感じでどんどん自分を見失いました。
そうなんですね、、、それは困っちゃいますね。悩みましたか? かなさん的には当時はどっちでした?
まぁ、バレエでないことは確かですw 背丈も、体型も、技術もバレリーナには程遠い。。
その頃おられたジュンヌバレエってどんなところだったんですか?
カンヌのジュニアカンパニーですね。 若手のグループです。 お給料は出ませんけど、ツアー公演がたくさんありました。バレエもありましたけど主にコンテを踊っていました。
その時はどのようにして生計を立てていたんですか?
両親に助けてもらってました。
そうなんですね。ジュニアカンパニーについて日本ではあまり知らない方も多いと思いますので、フランスのカンパニー事情というかダンス事情を簡単に教えて頂いても良いですか?
フランスだけではないですが、各国いろんなところに、若手をメインんとしたカンパニーがたくさんあります。学校と本格的なカンパニーの中間ですね。そこでは、いろんなレパートリーの作品を踊らせてもらう機会があって、就職するための訓練場みたいな場所です。そこで、違う振付家と出会う機会にも恵まれますし、自分の方向性も固められる良い場所でもありと思います。
なるほど。そういったカンパニーを経由して就職していくパターンもあるんですね。 それを考えると日本にはジュニアカンパニーしかないってことですね。期間限定ではあるけれど、そこで自分を知ることもできますよね。
そうですね、自分を知れるし、鍛えられるのでより環境ではあると思います。
この辺りで、今回の本題であるGagaについてお聞きしておきたいと思います!かなさんにとってGagaってなんですかね?
私にとってのgaga。。。やっと出会えた自分 ですかね。
そうなんですね!Gagaを通して自分と出逢ったんですね。生まれて何年目にして自分と出逢ったんですか?
22年ですね。
それまでの自分と何が変わりましたか?/p>
素直になれました。自分が本当にやりたいことは何なのか?自分とはどんな人間でどんなことをやりたいのか?っていう、本当の自分の気持ちを無視して生きてる部分って、人間多いですよね。 そうやって、本当の自分の気持ちや体の事を無視している事に、気がついていなかった。
最初にガガと出逢った時からそれを感じたんですか?/p>
始めはわかりませんでした。22に出会ってから、10年以上わからなかったです。
そうなんですね!でも続けていたんですよね?
ある時すーっと入ってくる感じでした。ただただ、気持ちよかった。 ゾワゾワしました。明らかに違いましたね。 何が?と言われても分からないですけど オハッドの言葉や、作品が感動的だったのを覚えてます。
具体的になにか刺さった言葉やシーン、状況ってありますか?
彼の作品を、当時在籍していたノルウェーのカンパニーで踊ったのですが、その時に彼と仕事をする中で、いろんな事が響いたんだと思います。
彼の一番好きな言葉や仕草 姿勢や癖ってありますか?
一番かは分かりませんけど、自分に正直でいる事、繊細でいる事。 他にもたくさんあります。
もっとGagaの話を聞きたいですね。次回はこの続きからいきましょう!
はい。そうですね!
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