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中谷広貴の稽古場リポート【ダブるドリブル - 柳本雅寛さん、熊谷拓明さん】
バレエジャポンGM 中谷広貴さんによる現場リポート。
今回は小池ミモザさん、遠藤康行さんらと立ち上げ、新国立劇場にて作品を上演していますJaponDanceProjectや日本バレエ協会 Balletクレアシオンでも作品が上演されました振付家でダンサーの柳本雅寛さんと、シルク・ドゥ・ソレイユにてダンサーを務め、現在は独特の作風でダンス以外の業界からも注目を集めるダンス劇作家の熊谷拓明さんの2人による新作のリハーサル現場です。
クラシックバレエとはまた違ったコンテンポラリーダンス、クリエーション現場の独特の世界をどうぞお楽しみにください!
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皆さん、こんにちは。
バレエジャポンGM 中谷です。
今回は柳本雅寛さん、熊谷拓明さんの2人が恵比寿にありますBEATNIK STDUIOにて上演する『ダブるドリブル』というタイトルの新作クリエーション現場に来ています。
もうこのタイトルが2人のすべてを物語っていますが、2人の歴史を初めての人でも味わえる素敵な作品です。
リハーサル現場、クリエーションの現場はアーティスト毎に全く違いますが、その脳みその中から湧き上がり、這い出てくる瞬間がたまらなく好きですが、特に柳本さんの作品はリハーサルを見ていても本番当日は全く違うものが出来上がっていたりするので、面白いですね。
アイデアが出ては消え、出ては消え。
全然関係ない人の言葉が即採用になったり。
言葉が見つからず、唸る小説家のような姿。
リハーサルの多くの時間がほとんど唸ってるだけの時もある。
そんな間が好きです。
ただ待つ。
それぞれ好き勝手に待つ。
そして、ただそこに人がいる。
本番も素敵ですが、リハーサルも素敵です。
そんな空気を少しお伝え出来ていたら嬉しいです。
映像撮影&編集:中谷広貴