写真:遠藤龍

【森優貴さんプロフィール】

演出家・振付家・ダンサー。
1997年にハンブルク・バレエ・スクールへ留学後1998年から2001年までニュルンベルグバレエ団、2001から2012年までシュテファン・トス率いるトス・タンツカンパニーに在籍、芸術監督であったシュテファン・トスの数多くの新作品で主役を務める他イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、マッツ・エック、当数多くの著名振付家作品を踊る。
2005年ハノーファーで開催された第19回国際振付コンクールにて「Missing Link 」を発表し観客賞と批評家賞を同時受賞。
2007年平成19年度文化庁芸術祭新人賞受賞。
2008年5月には東京セルリアンタワー能楽堂「伝統と創造シリーズ」第1回公演「ひかり、肖像」の演出振付を担当し、自らもバレエダンサー酒井はなと重要無形文化財(能楽総合)指定保持者・津村禮次郎と共演。
2008年「週刊オン★ステージ新聞」新人ベスト1振付家に選ばれる。
2010年10月貞松・浜田バレエ団へ「冬の旅」全曲を演出振付。
2011年「WINTERREISE-冬の旅」再演により平成23年度文化庁芸術祭大賞受賞。
2012年9月よりレーゲンスブルグ歌劇場Theater Regensburg Tanz(レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニー)の芸術監督に就任。
日本人で初めての欧州での芸術監督就任となる。
就任後、次々に新作を発表。
ストラヴィンスキー「春の祭典」、ラヴェル「ボレロ」、「ベルナルダアルバの家」などの大作を発表するとともに、ダンスサスペンス「The House」新改訂版「ドン・キホーテ」などの完全オリジナル作品や、ダンスオペラ「恐るべき子供たち」などダンスのみならずジャンルを超えた演出振付作品を手がけ、就任後ドイツ舞台芸術総合誌「DIE DEUTSCHE BÜHNE」の表紙カバーを飾るなどドイツ国内外の芸術機関、芸術メディアから「緻密で繊細な演出と構成力を強みとし音楽性豊かにダンス作品を生み出す日本人振付家が率いる今最も注目するべきダンスカンパニー」と評価される。
2012年12月、平成24年度兵庫県芸術奨励賞受賞。
2014年8月には東京セルリアン能楽堂「伝統と創造シリーズ」第7回公演で能とダンスとオペラの融合劇「オセロー&オテロ」構成演出振付を担当し自らもオセロー役で出演、バレエダンサー酒井はな、能から津村禮次郎と再共演。
2016年6月にはハノーファー国際振付コンクール30周年記念審査員。
​同年11月にはドイツ舞台芸術協会が舞台芸術作品から最も優れたアーティストを選出し賞を贈呈している芸術アカデミー賞「der Faust」の振付家/振付作品の部門でダンスサスペンス「The House」が最優秀賞にノミネートされる。
​2017年4月、NHKバレエの饗宴で新作「死の島― Die Toteninsel」を発表。
同年8月に神戸と東京で「Macbethマクベス」全2幕を演出・振付し自らもマクベス役で出演。
2018年9月に、平成29年度神戸市文化奨励賞を受賞。
2018年3月マンハイム国立劇場からの招聘で新作「カルメン」全2幕を演出振付。
2018年秋にレーゲンスブルグ歌劇場Theater Regensburg Tanz(レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニー)の芸術監督退任を発表し、新作「死と乙女」、そしてラクロ原作「危険な関係」全2幕を発表。
2019年7月にはスイス、ザングト・ガレン芸術祭から招かれ新作「Desiderium」を発表、世界遺産であるザングト・ガレン修道院にて上演。
2019年8月レーゲンスブルグ歌劇場Theater Regensburg Tanz(レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニー)の芸術監督退任。
秋からヨーロッパ以外でも日本を拠点とし演出振付活動を開始。
2020年1月、日本初の公共劇場専属舞踊団Nosimから招聘を受け帰国後第1作目「Farben」を演出・振付。



【The House - レーゲンスブルク歌劇場】



【Allegoria - レーゲンスブルク歌劇場】



【死と乙女 - レーゲンスブルク歌劇場】



【カルメン - マンハイム国立劇場】




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