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最終回は少し長めですがじっくりご覧ください!

 

 

 

【人生かけられますか?】

 

 河南> 海外留学が流行っていますけどね。 安易に手を出したら、知らないよって思っちゃいまよね。
神戶> 留学とか、海外っていう言葉が日本人は好きですね。

河南> それがステータスみたいな、スカラシップをもらうのがすごいみたいに思っている。

でもそんなの本当になんの役にも立たないじゃないですか。実際。

神戶> はい。そうです。 

 

河南> どれだけキャリアがあってもオーディションは大変だと思うし、どんなに名前がある学校に行ってたって書類で落とされるし、それまでどんなコンクールで入賞したかだなんて、そんなの相手からしてみればなんの使い物にもならないんだ、っていうのを子供の頃にきちんと教えてあげられないのは、多分教える先生がその経験をしていないから、だと思います。

コンクールが流行っていて、コンクールでスカラシップをもらって、という王道ストーリーがなんとなくありますけど、別にコンクールなんて通さなくても留学することはできるし、親自身もそれをわかっていないくて、コンクールで奨学金なり入学許可をもらわなくては留学できないんだ、と思っている人が多いから、先生たちは親も含めてきちんとわからせてあげる必要がある。実際のところは違うんだよ、っていうのをちゃんと伝えなくてはいけないとは感じていますね。 

神戶> 実際そういうことを言ってくれる人が近くにいないというのは問題なのかなとは思います。

プロフェッショナルを目指す子供達へメッセージ、これは聞いて欲しいなというのはありますか? 

 

河南> バレエでプロフェッショナル目指す子供たちへ、ですか。夢を持たせるようなことは言ってあげられないですけど。

神戶> それで良いと思います。本当にプロフェッショナルを目指している子供たちに読んでほしいインタビューですし、他にインタビューした方々へ聞いているのも、その現実やプロになったときな実際の生活だったり、それまでの経験をお伺いしていますので。

河南> 僕自身の経験から言えば、留学をして本当にプロを目指す段階に入る時までは、 本当にバレエが好きだったんですよね。

でも、あの現実の辛さだったりだとか、いざ世界レベルに自分を入れた時の、日本では恵まれていて、このままいったらどこまでもいけると思っていたのを、一瞬で崩される場面が何度も何度も出てきて、本当に日本人とかアジア人っていうだけで、どれだけ選択肢が狭まるか、っていうのをその留学で思い知ったので、実際に経験してみて、誰からも教えてもらわずに自分で分かったっていう環境なんですけど、いまの子供達っていうのは、いろいろ人たちから経験談を聞いたりだとか、こういう媒体を通して見れたりするので、いろいろ人の意見を聞いて、本当にそこに入り込める覚悟があるのか、人生をかける書くことががあるのか、っていうのをもう一度考えて欲しいです。

中途半端な気持ちで、ダメだったらこうしようかな、みたいなのがある子はもう絶対に落とされます。

思い出留学するようなスクールだったら、そんなこと起き得ないかもしれないですけど、本当にプロを目指すための学校に入った時にわかることってたくさんあるから、もちろん留学は経験して欲しいし、自分でわかって欲しいなって思うから、そこでうち崩れちゃうかもしれないって思うのではなくて、それでも私は本気でやりたい、全部をかけて挑むっ、ていうくらい強い気持ちがあるなら、きっとみんなも応援してくれるし、そのためだったら、周りもサポートしてくれると思いますよ。

神戶> 人生かけられますか?っていう質問に、「はい」と答えられるかっていうことですね。 

河南> もう好きとか嫌いとかじゃないって思います。

プロになる年代っていったら20歳前後、ってなった時、そこでダメだったらっていうのも ありだと思います。自分は男だったので引き返せないっていうのはひしひし感じていまし たね。もしかしたらダメかもしれないと思ってました。

向こうに行って自分が持っているものではいくら努力してもたどり着けないかもしれない、と思っていたので。そうなった時でもなんとかやっていける術というのは自分で探していかなくてはいけないから、そういう柔軟な考える力を若い頃につけて欲しいなって思いますね。

あとは先生たちもそういうアドバイ スをしてあげることです。これがダメだったら人生終わり、ではなくて、客観的に無理だとわかる子もいるじゃないですか、もうどんなに頑張っても、 どれだけ好きなのかはわかるけど、という、そういう子には進路や悩みを相談されたときに、ちゃんと現実を突き付けてあげるのも愛情なのかなって、 思いますけど。 

 

神戶> 例えば、このコンクールに挑戦してダメだったらだとか、ある程度期限を決めるとかですか?

河南> そうですね、若いうちはどんどんチャレンジしてほしいって思うけど、いつまでもチャレンジし続けることはできないし、もし海外で就職活動をするとなったら、学校卒業して、1年のブランクがあったらほぼダメですからね。この1年何してたの?って。怪我したかもしくは1年間オーディションしてダメだった子ねって、はいダメって。

そういう現実もあるし、間がないように詰めていかなきゃいけないと他のダンサーたちも思っているんです。そういうのも教えてくれないじゃないですか。

なので、実際そういうのを経験してきたダンサーたちが海外から帰ってきて、教えをしているっていうのが少しずつ増えてきて、古いしきたりみたいなのが少しずつ減っていけば良いな、と思います。

親としては、名前が出ているスクールが良いスクールだとか、ここはいっぱい上手な子がいるからきっと良いとか思うかもしれないけれど、ちゃんと高校生ぐらいになれば、本人が、何がよくて何がダメかを理解できると思うんですけどね。小中学生ではまだそこが判断できないです。だからこそ親自身もわかっていなくてはいけないと思います。 

これだけいろいろ調べられる時代ですから、何が良いかというのをそれぞれに合うやり方で判断できるようになって欲しいですね。
神戶> 調べる方法はいろいろありますもんね、
河南> 自分がやってることだけが正しいと思わずに、いろんな情報を取り入れて、どういう風に道しるべを提示してあげるかというのは、先生にも親にも必要だと感じますね。

 

 

【現実から目を逸らさないで】

 

神戶> 何歳までにプロになれなかったら諦めなさいというなら、何歳だと考えますか?

河南> どうだろう。プロもいろんな種類あるじゃないですか。日本でお給料がもらえないバレエ団に入って、それをプロと名乗れるならいいですが。

神戶> ここでいうプロは、踊ることで生きている人。
河南> ですね。最初のキャリアをスタートするのにっていったら、ギリギリ 21 歳 2 歳かな。女の子はもうちょっと早いかな、20 くらいかなって思いますね。男性はもう少し幅が広いかなっておもいますけど。 

神戶> そうですね。そこを基準にしてもらって。
河南> 本当に素材もよくてポテンシャルがある子は、もう 15、16、17 っていう年齢で次のステップを踏めると思うんです。でもこれが、 17、18、19 になって海外留学するとなると海外の留学でも最終学年の年 じゃないですか。

神戶> 18 歳で受け入れてくれるところって少ないですよね。 

河南> なので、そういうのもわかってないといけないし、ちゃんとした 3年間のカリキュラムを学ぶんだったら、日本でいう、16 歳、15 歳の年に行かないと間に合わないっていうのを知っていないといけないし、本当に最後の学年にポンと入れられても、何も教えてもらえないですからね。

神戶> 最終学年は就職活動期間みたいな感じですよね。
河南> そうそう。就活するための年じゃないですか。だから公演を回ったりとかがメインになる。

神戶> クラスもほとんど人がいないみたいな状況がありますね。
河南> そうですよね。そういうこともだれも教えてくれない。
だから海外に行く時期はすごく大事だと思いますよ。

本当にバレエを始めるのが遅くてこれしかチョイスがないんですってなったらその中から選ぶしかないけど。

選り好みする子たち多いですよね。それなりにコンクールとかで上位にいる子でも、スカラシップもらったけど自分はもっと上 の学校が良いからって蹴っちゃうパターン多いんですよね。でもそれをやって行くと最後にはどこにも入れないかもしれないし、じゃあやっぱりここ入れてくださいってなっても、ダメです、っていうのもあるし。

だからその折り合いのつけかたというか妥協も絶対必要だと思いますね。 

神戶> 海外のバレエ学校では留学生枠が限られていますしね。

河南> そういうのも多分知らないんですよね。そういった情報が世に出ているところ見たことないし。

神戶> 有名な名前の知れている学校がその子に合うとは限らないですしね。
河南> 本当にその通りですよね。レッスンのスタイルが全然違うかも知れないし、どういう先生が教えているかというのまでちゃんとリサーチして、どういうレパートリ ーをやってっいて、どういう路線で行っているのか、学校によって全然違うし、そういうのも調べた上で自主的に選んでくれたら一番良いですよね。

でも現状ではスカラシップをもらえた所に行こう、誰かに言われたから行こうというパターンが多いのでしょうか。

調べたりしないのかな?

今の時代いろいろ調べられるじゃないですか。僕たちの頃は国際郵便でDMを取り寄せたりしていましたからね。

神戶> そうですよね。紙でね。(笑)
河南> 今はE mailがあってWEB サイトも見れて、どんな学校なのか簡単に調べられる。

本当のクラシック、今子供達が踊っているようなバリエーションを踊るカンパニー、全幕ものをやれるカンパニーって、国に何個あるの、って考えて、そこに自分が入れるのか、って考えてみてください。

それこそ自分は身長的にも無理、でもクラシックはやりたい、ってなったときに、例えばネオクラシックだったりコンテだったりってのをきちんとやっておけば、後々そういう路線に変更できたりもするしますしね。

自分は最終的にはそれで乗り越えた感じですね、東京バレエ団をやめてシンガポールに行ったとき、その前にオランダとかドイツとも行っていたんですけど、結局研修生としてしか受け入れてもらえなくて。

最後にスロバキアとシンガポールの二つ受かったんですね。で、その時にヨーロッパは絶対無理だなって思ったんです。スロバキアで上演されるのはほぼクラシックだったんですけど、シンガポールは全幕もののバレエは年に 2 回だけ、あとはコンテとネオクラシックが主だったんですよね。で、そっちに一気に路線変更しました。

神戶> それは自分で望んでですか?
河南> そうですね。自分で望んでそっちをチョイスしました。でもそのチョイスができる 

だけでもありがたい身分だなと思ったし、現在新国立劇場のプリンシパルとかソリスト になっている子も僕がシンガポールにいた時にオーディションを受けにきていた子とかいたんです。でも受からなかったり、「君クラシックしかやってないよね」って、それだとうちだと無理です、って言われてましたね。

神戶> 日本だと、古典ものの上映も多いですけれど、海外のバレエ団に行ったら半分くらいあればいい方ですよね。

60~70%くらいが監督の作品だったり、いろいろな作品を作っていることが多いですね。そういう状況も知る必要がありますね。
河南> クラシックだけでやっていける人は本当に少ないし、例えクラシックだけだとしても、100%クラシックだけなんてあり得ないということも知らないといけないですね。
神戶> 今の時代は必ず両方求められますね。
河南> そう、絶対両方できなきゃいけない。だからそういう所にも目を向けて、もし嫌いでもできるようになっていって欲しいなって思います。踊るためだから、嫌いって言っていられないし、本当に覚悟があるか、ということですよね。好きなものだけ踊っていても通用しないし、嫌なものだってやらなくちゃいけないこともあるんです。
神戶> 確かに本当に仕事として踊るというのはありますね。
河南> 本当に、普通の会社員だったりサラリーマンだったりと同じです。

自分の同世代が、もう夜中まで残業してやりたくもない仕事して本当に疲れた、って言っているけど、僕だって同じことありますよ。

昼夜二回公演で次は朝からみたいなのもありますし。

神戶> 過酷な仕事ですよね。
河南> 本当に。バレエが好きでバレエ漬けが憧れ、とか言っていても、結局体にガタがきたりとかだか、もちろんケアも大事ですけれど、本当に大丈夫ですか?って聞きたいです。甘いなって思いますよ、本当に甘すぎですね。

自分たちの時代は何もかも不便だったし、自分たちで乗り切ったという時代だったと思うんですよね。だけど今の子供たちはいろいろ便利になっていて、情報もあるのに、簡単にプロになるとか言わないで、って思います。

これはいい続けるしかないと思います。

夢ならいいよって。

でも自分は現実も言ってあげます。あなたはこのレベルの学校しか狙えないよって。受験するにもお金がかかるよって。それもわかっていて受けるなる良いけど。

現実的学校のランクはわかるじゃないですか。自分のレベルも。それを教師がわかってないとダメだと思うんです。どの学校がどういうことをやっていて、この程度のレベルの子達がいるっていう情報を持っていないと、その情報を生徒に伝えることができない。

だから僕は現実を突きつけてますね。夢は大きくていいよ、でも無理だよって。天と地がひっくり返っても無理だよって。

あなたができるレベルっていうのは、これくらいだから最初からここを狙ったほうが早いよ、って教えます。年は取る一方なので、夢にこだわって時間を無駄にしている子たちもたくさんみているから。 

僕は海外にいたし、今教えているバレエ教室もの先生もほぼ海外出身なので、それぞれの国に横のつながりがありますが、そういうコネクションのない先生が多いのも事実ですよね。
神戶> お一人でバレエ教室をやっていますって先生も多いですよね。
河南> そうですね。閉鎖的になっちゃうのもよくないと思います。それを利用して、エイジェントだったりとかが偏った情報を先生たちに売り込みやすくなっているのは事実ですし。

そうではなくて、自分たちが培ってきたキャリアで情報を仕入れてアドバイスすることが必要です。

結果的に、コンクールで入賞するダンサーを育てたいのか、本当にプ ロフェッショナルを目指す子供を育てたいのか、っていう道しるべをするのは先生次第だなって、思います。 

 

神戶> 疑問に思った生徒は、自分の先生にいっぱい質問したほうが良いなって思いますよね。ここの留学先はどうですか?とか。それに答えられなかったら、教師側が勉強不足だということだし、もし答えてくれる先生だったら、本当にその子のこと考えてくれている先生だと思います。

河南> 例えば、5年前は知っているけど今はわからないから聞いてみるよ、ってところまでサポートして欲しいですね。

神戶> わからないってところまでちゃんと発言できるような先生であって欲しいと思います。 

河南> どれだけ海外、特にヨーロッパで踊ることが難しいか、下手したら日本でも難しいし、特に女の子は難しいよ、っていう現実を突きつけつつ、中3くらいまでは、楽しさの中にそういうのを感じていれば良いと思いますね。

いざ現実的にその子の将来を考えたときに、今までやってきてよかったねって言える情報と知識を持っていて欲しいと思います。

 

僕も海外に留学って、ローザンヌでしかいけないと思ってましたもん。今の子供たちは、そんなことないっていうのもわかりますよね。別にローザンヌで賞を取らなくてもいける時代ですからね。

子供たちというのは、この先の長い人生がかかっているんです。本当にダメだったら違う道も進めるし、そう、違う道にも対応できるようにしないとダメですよね。もしクラシックバレエできなくても、劇団四季なら入れるかもしれないだとか。それは結局自分が持っている理想からは、バレエ的には遠ざかるのかもしれないですけど、プロとしては成功じゃないですか。お金がもらえて自立した生活ができるっていう意味では成功ですよね。だから色んな選択肢を考えられるようにならないといけない。

神戶> バレエが基礎にあれば選択肢が広がると感じてらっしゃいますか?。

河南> はい。ミュージカルにしろ他のダンスにしろ、バレエが基礎にある子は習得するのが早いでしょうし。

だから色々勉強して現実を知った上で、自分はどこに向かって頑張っていくのかを考えて欲しいと思います。

 

【バレエで生きていく】

 

 

神戶> 何にしてもプロフェッショナルになる人は学び続けるしかない。
河南> 本当にそうですね。
ダンサーはそういう風に考えられない人が多いですよね。普通の人の方がよほどわかっています。ずっとバレエだけでやってきて言われるままにしてきた人にはわからない。

海外にいた時には感じなかったですけどね。海外のダンサー達は仕事とプライベートをしっかり分けているけれど、日本にいる人たちって、全部バレエでできているじゃないですか。(笑)
シンガポールも法律が厳しかったから、バレエ団も結構ビクビクしていて、労働組合とかに言われると困るからか、15 分すぎる時には必ず残業代を出すという決まりがありました。 

神戶> 本当に仕事ですよね。
河南> こういう体制が整わないのはどんなにダンサーが頑張ってもできる問題じゃないですけどね。
そういうのも子供たちがわかった方が良いですよね。実際日本でバレエ団に入ったらプロフェッショナルスタートできるんだと思っていて、いざ入ってみたらおやおや?って。
神戶> ソリストより上に行かないと難しいですね。
河南> でもソリストとかプリンシパルになっても海外のバレエ団のコールドバレエレベルのお給料だったりしますよね。

それでも良いって思えるかですよね。
神戶> 職業としてバレエダンサーが成り立ってないっという現実はわからなくてはいけないですね。
河南> それなら海外に出る、ってなったらそっちの方が大変なことにも気づかないといけ 

ないですね。親も知らないから。

新国立劇場入れれば、やっていけるんですよねって思っている親ばっかりですよ。 

神戶> 中にいる人たちは外には大変さを語らないですからね。
河南> だからそういう現実なんだよって、それでもやってけますか?って思います。

神戶> 先日清水健太さんにインタビューしたのですが、彼も日本のバレエの現状に関して疑問なり不満なりを持っていて、解決していかなくてはいけないところもあると、そういう話が出ていました。 

河南> 発表会やればなんとかやっていけるっていいますけどね。

神戶> でもそれも40歳までですね。
河南> 相当きついしもう飛べないですよね。

それでいくらもらえるのか知ってる?って。親がずっと負担してくれるなら良いんですけど、自分で生きて行かなくてはいけないっていうお家の状況だったら、現実を考えなくてはならないのだからきちんと理解して選んでほしいですね。

神戶> それでもやりたいですか?って。
河南> みんな悩んでいるのも知ってますけどね。
神戶> みんな答えが欲しいんですよね。
河南> とにかくスタート地点に立つのも大変ですから。海外でファーストジョブとれる日 

本人て何割いるのか、という感じですよね。
神戶> 海外の有名な学校を卒業しても全員が全員バレエ団に入れるわけでもないですしね。外国人でも就職難だと言われていますし。
河南> 自分たちが見ている成功した日本人って本当に一握りだし、相当頑張った人たち

だから。表に出るものだけ目に映るから自分もそれになれる、って思っちゃうんでしょうね。

神戶> そうですね。手に入るような気がするんですよね。
河南> もし入れたなら最初に入れたバレエ団を相当大事にしないといけないですね。やめたら次なんてすぐ入れないし。だから研修制で上がるってラッキーですよね。いきなりコールドバレエでとってくれること自体日本人では相当少ないだろうし。
神戶> バレエ団で誰かが抜けたらそれと似た人を探しているから、上手いとかだけでは選ばれないこともありますよね。
河南> 本当にそう。運も大事ですよ。おんなじサイズだとか。
自分の時もそうでした。シンガポール行った年もディレクターが変わった年で、日本人がやめたんですね。だから同じサイズっていうだけだったと思うんです。そこは運だったなとは思います。

神戶> 私は日本でしか無理だなと思いましたもありました。たくさん受けたけれど結局。
河南> 周りの環境のことも自分のことも、現実をきちんと知って、それでも覚悟があるか、もう一度考えてほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

以上、インタビュー全3回はいかがでしたか?留学、海外を目指している子供達に、現実を見せる優しさ、真剣に子供達のことを考えるからこそ、必要だと思います。日キル付きバレエTVではセカンドキャリア特集含め、頑張っている子供たちを応援していきたいと思います!

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セカンドキャリア特集第一弾! 河南逹郎さん①

バレエTVセカンドキャリア特集第一弾はピラティス講師としても登場していただいている、河南逹郎さんです。
バレエダンサーからピラティススタジオを設立するに至った想い、今まさにプロを目指している子供達へのメッセージ、
プロフェッショナルとはどういううことなのか。
最終回はボリュームがあります!留学について、プロになることについて、本当に子供達のことを思うからこそ語られる内容担っています。
ぜひご覧ください。

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