どうしても「ターンアウト」したい人へ。
バレエを踊る上で、必ずいわれるのが、
「ターンアウト 」
実際に先生やプロを見ると、たしかに開いてますよね。
なるほど、ああいう風にならないとバレエは踊れないんだ…
と思って、バレエを諦めてしまったひと。
またはエクササイズに整体に、◯◯法に…
散々試したあげく身体を傷めてしまったひと。
いろんな方がおられると思います。
そもそも、ターンアウトというのは 一つのポーズではありません。
フランス語でen dehors 、外へ、という意味の言葉です。
股関節から回すと言われますが、片足90度ずつ回して180度で立てた!わぁすご~い!
ということではありません。
フロアに寝て開くようなエクササイズもありますが、そのままのことが立位でもできると思いますか?
重力という新たな力が働いているもとで、同じようにできるはずはありません。
「ターンアウト 」はバレエをきちんと踊るためには必要な要素です。
もっとターンアウトできればバレエが上達する?
バレエが上手な人はターンアウトできている?
どちらも正解、どちらが先かはニワトリとたまご。いたちごっこです。
ですが、この本当の意味を理解するには、
まず、ターンアウトとは何かを確実に理解する必要があります。
つま先だけじゃなくて股関節から外旋する?
そんなことは今や当たり前。
そんな見た目だけの話ではありません。
あなたはターンアウトを本当に理解していますか?
まずはターンアウトを理解しましょう
ターンアウトは何のためにするのでしょうか
バレエはターンアウトありきで動きが成り立っています。
見た目だけのことではなくて、バレエが作られた当時を振り返ると、ターンアウトせざるを得ない理由、ターンアウトするメリットがあったはずです。
人類が進化していったように、バレエもターンアウトという方法を得て、可能性が広がり発展していったのです。
バレエにターンアウトが必要な理由、それはバレエの動きのパフォーマンスをより上げるため、そして安全のためです。
このことをまずはぜひ、理解してください。
ターンアウトは状態です
先程も書きましたが、ターンアウトはポジションではありません。
外へ、という力が働いている「状態」です。
その力を働かせ続けること、それがターンアウトをキープする、ということです。
バレエはこの状態で「踊ら」なければなりません。
踊れる前提で力を働かせ続けること。
そのためのトレーニングをしなければ、単に数秒脚を開いて立てたところで意味がないことばお分かりだと思います。
では、この「外へ」という力はどうすれば働いてくれるのでしょうか。
ターンアウトするには
股関節の可動域を広げる、股関節を外旋する筋肉を鍛える、などなど。
どれも否定はしませんが、それだけではターンアウトはできません。
( 念のため言っておきますが、開脚のストレッチはターンアウトとは直接的には何の関係もありません。)
可動域が広いこと、柔軟性があること、はもちろんあるに越したことはありませんが、
それだけでターンアウトできるわけではありません。
もちろんここでいうターンアウトとは、先程のとおり「状態」としてのターンアウトです。
ではターンアウトして踊るためにはどうすればいいのでしょう。
すでにターンアウトされた「形」は誰でも知っています
股関節から外旋された、あの形です。
それがどのような「状態」なのか、
体験してみましょう。
股関節、つまり大転子の部分を触りながら お尻を突き出すみたいに、思い切り股関節を屈曲してみてください。
この状態だと靭帯が緩んでいて回旋しやすい状態になります。
大転子がぽこっと出たのがわかりましたか?
これが関節が緩んできちんと正しい位置にない状態です。
このままだた確かに「外旋」はしやすくなりますね。
でも緩んだ関節は姿勢を戻そうとすると戻ってしまうし、そんな関節で踊ったら怪我に繋がってしまいます!
それではそこから、股関節を伸展させてまっすぐに戻ってみてください。
先程は出ていた大転子の部分が外側に回り引っ込んだのを感じたでしょうか。
これは関節がきちんと正しい位置にいる状態です。
股関節を外旋した状態で、この正しい関節の位置が保てるかどうか。
どうすれば保てるのか。
これが、正しくターンアウトするためのヒントです!
答えに気づいた方は、このレッスンは受講しなくてもいいかもしれません。
ですが、気づけなかった方、答え合わせをしたい方はぜひレッスンを受けに来てくださいね♪
ターンアウトがわかれば踊りが変わります。
このレッスンを受けると、ターンアウトの理解が深まります。
なぜターンアウトをするのか、ターンアウトの本質とは何か、身をもってわかるようになります。
そうするとそれは、踊っている時も常に意識できるようになります。
なぜならバレエの身体の使い方は、ターンアウトしやすいようにできているからです。
バレエをきちんと踊っている限りターンアウトが深くなり、
ターンアウトが深くなると、よりバレエの身体の使い方ができるようになる、
そんな嬉しいサイクルに入れます。
今までターンアウトしようとさんざん努力してきた方、
その努力にたった一つプラスするだけで、
ターンアウトして踊る、つまりバレエが踊れるようになる。
ターンアウトはポジションではないのですから、見た目ではありません。
ターンアウトは「状態」であり、力の働きである以上、誰にでもできます。
先生のような、プロのような、
そんなターンアウトの見た目だけにこだわって、その分時間も、身体と、踊りも犠牲にしているとしたら
とてもとてももったいないことです。
もう一度言います。
ターンアウトは誰にでもできます。
そしてそのターンアウトし続けるための力をどうやって働かせて続けるか、
そのために強化すべきものは何か、
それをお伝えするのがこのレッスンです。
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引き上げを知りたい人へ。
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