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ルルベ / relevé

ルルベとは?relevéの意味・やり方・エルヴェとの違い|バレエ動画事典

バレエ動画事典|海外文献による用語解説

ルルベ relevé

片脚または両脚で床を押し、踵を上げてドゥミ・ポワントまたはポワントへ身体を高くする基本動作。「ただのつま先立ち」ではなく、足部から体幹までを一本の支持線として組織する技術です。

公開:2024年3月15日 最終更新:2026年7月28日 動画:バレエTV 参考:海外技術辞典・仏語辞典・IADMS・査読研究

30秒でわかる結論

ルルベは、足裏を床につけた状態から踵を上げ、身体をドゥミ・ポワントまたはポワントへ高くする動作です。両脚でも片脚でも行い、第一・第二・第四・第五ポジション、アラベスク、アティテュード、ルティレなど、さまざまな位置へ組み合わせられます。

原語
relevé。「持ち上げられた」「高くされた」
支持面
ドゥミ・ポワントでは前足部、ポワントではポワントシューズの先端
主な関節運動
足関節の底屈と、ドゥミ・ポワントでの足趾付け根の伸展
重要な技術
床を押す、踵を高く保つ、足首を倒さない、全身の重心を支持面へ運ぶ
用語上の注意
プリエの有無とエルヴェとの区別は教授法によって異なる

動画で動きを確認

バレエTVより|モデル・監修:神戸里奈先生。踵の高さだけでなく、上がる途中の足裏、膝と足先の方向、骨盤と頭の位置を確認してください。

ルルベとは

Larousseのフランス語辞典は、舞踊のrelevéを、足裏を床につけた状態から、女性はポワント、男性はドゥミ・ポワントへ立ち上がり、元の位置へ戻る動きとして定義しています。現在のバレエ教育では、性別にかかわらずドゥミ・ポワントのルルベが基礎として広く行われ、ポワント訓練を受けたダンサーはポワントでも行います。

Washington Balletの教育資料では、relevéを「ドゥミ・ポワントまたはポワントへ上がる」と簡潔に説明しています。つまりルルベは、単に踵が床から離れている静止姿勢ではなく、低い支持面から高い支持面へ身体を移す動作です。

動作と位置を分ける:ルルベは「上がる動作」。上がった位置はen demi-pointe(アン・ドゥミ・ポワント)またはsur les pointes(シュル・レ・ポワント)です。

意味・語源・発音・表記

relevéは、フランス語の動詞releverの過去分詞です。フランス学士院辞典によると、releverはラテン語のrelevareに由来し、「持ち上げる」「軽くする」などの意味につながります。

項目内容
フランス語relevé
意味持ち上げられた、高くされた
日本語表記ルルベ、ルルヴェ、ルレヴェなど
英語圏での説明rise、raise、rise to demi-pointe or pointe
アクセント記号最後のeにアクサン・テギュを付けた「é」が正式

SEO上の表記:本文では正式なrelevéを使い、検索対策としてアクセントを省略したreleve、日本語の「ルルベ」「ルルヴェ」もalternateNameと本文内に含めています。

プリエから上がる?膝を伸ばしたまま上がる?

ここは、バレエ用語の中でも特に教授法差が大きい部分です。

用語の使い方プリエから上がる膝を伸ばしたまま上がる
区別する教授法relevéélevéまたはrise
区別しない教授法relevérelevé
動作を明確にする言い方plié-relevé、relevé from pliérise with straight knees、relevé without plié

Gail Grantの技術辞典は、relevéの実行方法がフランス派、チェケッティ派、ロシア派で異なることを記載しています。したがって「ルルベは必ずプリエから」「膝を曲げたらルルベではない」と、すべての流派へ共通する規則として断定することはできません。

動画事典での実用的な整理:ルルベを「身体をドゥミ・ポワントまたはポワントへ高くする動作」という共通定義で説明し、プリエを使うかどうかは動画と教師の指示で確認するのが最も混乱の少ない方法です。

どのポジションで行うのか

ルルベは、足の一つの形を指す用語ではありません。さまざまな支持位置やポーズへ組み合わせられます。

  • 両脚:第一、第二、第四、第五ポジション
  • 片脚:もう一方の脚をシュル・ル・ク・ドゥ・ピエ、ルティレ、アラベスク、アティテュードなどに置く
  • 静止:上がった位置でバランスを保つ
  • 回転:ルルベからピルエット、または回転中のルルベ
  • 移動:シュス、ブレ、エシャッペ、ピケ系動作などと組み合わせる
  • 反復:バーで足部・ふくらはぎ・軸を養うエクササイズとして繰り返す

ドゥミ・ポワントとポワント

比較ドゥミ・ポワントポワント
支持する場所前足部と足趾付け根周辺ポワントシューズの先端面
足趾付け根大きく伸展するシューズ内部で伸ばし、先端方向へ荷重する
足首強い底屈さらに大きな底屈と足部各関節の協調が必要
前提基礎クラスから段階的に練習年齢だけでなく、筋力・可動域・軸・指導歴などの準備が必要

IADMSは、ドゥミ・ポワントでは体重が前足部に載り、ポワントでは足趾先端を通じて荷重される極端な足関節底屈位になると説明しています。ポワントは、十分なドゥミ・ポワント、膝の伸展、全身のバランス、足部のアライメントを段階的に身につけた先にあります。

身体の中で何が起きているのか

1.床を押して重心を上げる

踵を持ち上げるだけでなく、足裏で床を下へ押し、その反作用によって身体の重心を高くします。IADMSは、足部の骨がレバーとして働き、下腿と足部の筋群が協調してドゥミ・ポワントへ上がると説明しています。

2.足関節を底屈する

主な運動は足関節の底屈です。腓腹筋、ヒラメ筋を中心とする下腿後面の筋群が働きますが、外側・前側の筋群と足部内在筋も足首の向きとアーチを調整します。

3.ドゥミ・ポワントでは足趾付け根が伸展する

前足部へ移ると、足趾の付け根にある中足趾節関節が伸展します。足趾を握り込むのではなく、床へ長く置きながら支持面を作ります。

4.支持面が小さくなる

足裏全体から前足部、さらに片脚へ進むほど支持基底面は小さくなります。足部だけでなく、視覚、前庭感覚、固有感覚、体幹、股関節が協調してバランスを保ちます。

5.下りる局面も筋力が必要

上がるときだけでなく、踵を静かに下ろす局面にも制御が必要です。バレエ経験者は、踵の上げ下げを細かく追従する課題で、非ダンサーより正確な運動制御を示した研究があります。

基本的なやり方:両脚のドゥミ・ポワント

  1. 足裏を整える母趾球・小趾球・踵で床を捉え、土踏まずを押し潰さず、足趾を長く置きます。
  2. 脚の方向をそろえる膝と足先の方向をそろえ、ターンアウトを足先から無理に作らないようにします。
  3. 床を押す頭だけを上へ引っ張らず、足裏から床を下へ押します。
  4. 踵を均等に上げる両方の踵を同じ速度で上げ、足首が内側または外側へ倒れないようにします。
  5. 前足部の上へ重心を運ぶ骨盤、胸郭、頭を支持面の上へ移し、踵だけが後方に残らないようにします。
  6. 膝と股関節を長く保つ膝を押し込まず、脚全体を上方向へ伸ばします。
  7. 最高点で呼吸する肩や足趾を固めず、上体の高さと足部の支持を両立します。
  8. ゆっくり下りる踵を落とさず、同じ軌道を通って床へ戻り、足裏の三点支持を回復します。

プリエから行うルルベ

プリエからルルベへ上がる場合は、膝を伸ばす動きと踵を上げる動きを音楽と教授法に応じて協調させます。プリエでアキレス腱と下腿後面の筋腱複合体が伸ばされ、その後の底屈で弾性エネルギーを利用できる場合があります。

  • プリエで踵を床につけ、足裏全体を使う
  • 膝を足先の方向へ曲げ、内側へ落とさない
  • 上体を前へ投げず、重心を支持面の上に保つ
  • 膝を伸ばす力と足首の底屈を途切れさせない
  • 上がった瞬間に踵が開く、閉じる、足首が倒れる動きを避ける

IADMSは、プリエからドゥミ・ポワント、ポワント、ジャンプへ移る際、筋腱複合体の伸張―短縮サイクルが運動効率と傷害予防に関係すると説明しています。

正しいアライメント

足部・足首

  • 踵が内側へ落ちるシックリングを避ける
  • 踵が外側へ逃げ、母趾側へ過度に倒れ込む状態も避ける
  • 足趾を丸めず、前足部を広く長く使う
  • 土踏まずを引き上げるが、母趾球を床から浮かせない
  • 最高点でも足首の前面・外側・内側に偏った圧迫を作らない

膝・股関節

  • 膝と足先の方向をそろえる
  • 膝を後ろへ押し込まず、脚全体を長くする
  • ターンアウトを股関節から保ち、足だけを床へ固定しない
  • 片脚では支持側の股関節へぶら下がらない

骨盤・体幹・頭

  • 骨盤を前後左右へ投げず、支持面の上へ運ぶ
  • 肋骨を前へ突き出して高さを作らない
  • 頭頂を高く保つが、顎を上げない
  • バーへ寄りかからず、手は軽い補助として使う

前足部への体重の乗せ方

ドゥミ・ポワントでは、体重を母趾だけ、または小趾側だけへ集中させません。足関節が脚の長軸の下に位置し、前足部全体で床を捉えられる場所へ重心を移します。

状態見え方・感覚起こりやすい問題
中央で支持足首がまっすぐ、足趾が長い前足部全体で圧を分散しやすい
小趾側へ逃げる鎌足、踵が内側へ落ちる外側足部と足首の不安定性
母趾側へ倒れ込むローリングイン、足首が内側へ崩れる母趾関節、種子骨、内側アーチへの過負荷
踵が低い身体が後ろへ残るふくらはぎの過緊張、回転軸の不安定

IADMSは、足部の過回内や過度なウイング、前足部の異常な荷重が、母趾関節や種子骨周辺への反復ストレスにつながる可能性を指摘しています。

片脚ルルベ

片脚ルルベでは、支持基底面がさらに小さくなり、足部・足首だけでなく、股関節外転筋、深層外旋筋、体幹、視線のコントロールが重要になります。

  1. 体重を完全に支持脚へ移す動脚を上げる前に、頭・胸郭・骨盤を支持足の上へそろえます。
  2. 低い高さで上がる最高点を急がず、足首がまっすぐ保てる高さを選びます。
  3. 骨盤を水平に保つ動脚側の骨盤を持ち上げたり、支持側へ落としたりしません。
  4. 視線を安定させる一点を見て、頭の揺れを抑えます。
  5. 下りるまで制御するバランスを失って踵を落とさず、静かに床へ戻ります。

6週間の固有感覚・体幹・足関節筋力などを組み合わせたトレーニングにより、バレエダンサーのルルベ・アン・ドゥミ・ポワント中の足関節位置覚と左右方向の姿勢制御が改善した研究があります。

ルルベで養うもの

  • 足部内在筋と足部アーチのコントロール
  • 足関節底屈筋の筋力と持久力
  • 踵の上げ下げを細かく調整する運動制御
  • 膝・股関節・足部のアライメント
  • 小さな支持面上でのバランス
  • 回転に必要な垂直軸
  • ジャンプの踏み切りと着地に必要な足部の連動
  • ポワントワークへ進むための基礎
  • 舞台上で身体を高く、軽く見せる質感

よくある失敗と修正方法

  • 踵だけを上げる:足裏で床を押し、骨盤と頭まで支持面の上へ運ぶ。
  • 足首が外側へ倒れる:高さを下げ、脛と足の中央をそろえる。
  • 足首が内側へ崩れる:ターンアウトと円の角度を減らし、前足部全体で支持する。
  • 足趾を握る:足趾を長く置き、足部内在筋でアーチを支える。
  • 母趾球だけへ乗る:足首を中央へ戻し、小趾球を含む前足部との接触を保つ。
  • 小趾側へ逃げる:踵を脚の後ろへ高く保ち、鎌足を避ける。
  • 膝が曲がる:ルルベの高さを下げ、脚全体を上へ長くする。
  • 膝を押し込む:反張膝を強調せず、筋力で膝を支持する。
  • 骨盤が後ろへ残る:胸郭と骨盤を前足部の上へ移す。
  • 肋骨が前へ開く:高さを足部から作り、胸を反らせない。
  • バーを強く握る:高さを下げ、指先を軽く置いて自分の脚で支える。
  • 勢いで上がる:ゆっくりした上げ下げで軌道を学んでから速度を上げる。
  • 踵を落として下りる:下りる時間を長く取り、ふくらはぎと足部で減速する。
  • 疲れても同じ回数を続ける:足首が倒れ始めた時点で休み、質を優先する。

安全に練習するために

ルルベでは、足関節と足部が大きな底屈位になり、前足部へ荷重が集中します。特にポワントでは、足関節だけでなく足部各関節の動きも組み合わさって極端な位置を作ります。

研究では、バレエダンサーがポワントで使う底屈可動域は非荷重時の測定値より大きく、足関節だけでなく足部の関節も全体の動きへ寄与することが示されています。柔軟性だけでなく、その可動域を支える筋力と運動制御が必要です。

  • ウォームアップ前に高いルルベを大量反復しない。
  • 痛みのない範囲で、低い高さから始める。
  • 足首が倒れない範囲を最高点とする。
  • 足趾の握り込み、鎌足、ローリングインが出たら休む。
  • 左右の高さや回数を無理にそろえない。
  • 床、シューズ、ポワントシューズの状態を確認する。
  • 回数だけでポワント準備を判断せず、全身の軸と技術を評価する。
中止の目安:後方足関節の鋭い痛み、アキレス腱の痛み、母趾球・種子骨周辺の痛み、中足骨の局所的な痛み、腫れ、熱感、しびれ、力が抜ける感覚がある場合は中止します。反復する痛みは「慣れ」で解決しようとせず、医療専門職へ相談してください。

段階的な練習方法

1.平行位で踵を上げる

バーを持ち、足首をまっすぐ保ちながら、低い高さでゆっくり上げ下げします。

2.第一ポジションで両脚ルルベ

自分の股関節から使えるターンアウトで、膝と足先をそろえます。

3.第二ポジションで左右差を確認する

両踵が同じ速度と高さで上がるか、骨盤が片側へ移動しないか確認します。

4.上で短く静止する

1〜3秒から始め、足趾や肩を固めずに呼吸します。

5.下りる時間を長くする

2〜4カウントかけて踵を下ろし、遠心性のコントロールを養います。

6.片脚への体重移動を練習する

動脚を床につけたまま軽くし、支持脚の上へ全身を移します。

7.低い片脚ルルベ

バーを軽く使い、足首がまっすぐ保てる高さだけ上がります。

8.ポーズ・回転へ応用する

片脚で安定してから、ルティレ、アラベスク、アティテュード、ピルエットへつなげます。

指導者が伝えるときのポイント

  • 用語の前提を明示する:プリエからのルルベか、伸ばした膝からのライズかを言葉で示す。
  • 「踵を上げて」だけで終わらせない:床を押し、全身の重心を支持面へ運ぶことを伝える。
  • 最高点を個別化する:足首が倒れる直前より低い位置を、その生徒の現在の最高点とする。
  • 足趾を観察する:握り込み、母趾への集中、小趾側への逃げを早期に修正する。
  • 下り方を評価する:上がれる回数だけでなく、静かに同じ軌道で下りられるかを見る。
  • 反張膝へ配慮する:膝を後ろへ押すのではなく、筋力で脚全体を支持させる。
  • バーへの依存を減らす:強く握る生徒は高さや回数を減らし、自分の支持力を育てる。
  • 痛みを努力不足と扱わない:痛みが出たら、回数、速度、高さ、シューズ、床、アライメントを見直す。

よくある質問

ルルベとは何ですか?
ルルベは、片脚または両脚で、足裏を床につけた状態から踵を上げ、ドゥミ・ポワントまたはポワントへ身体を高くするバレエの基本動作です。足首だけでなく、足部、膝、股関節、骨盤、体幹を協調させて行います。
relevéのフランス語の意味は何ですか?
relevéは、フランス語の動詞releverに由来し、「持ち上げられた」「高くされた」という意味です。バレエでは、身体をドゥミ・ポワントまたはポワントへ高くする動作を表します。
ルルベは必ずプリエから始めますか?
教授法によって用語の使い方が異なります。プリエから上がる動作だけをルルベ、膝を伸ばしたまま上がる動作をエルヴェと区別する学校があります。一方、どちらも広くルルベと呼ぶ教授法もあります。教師の指示と所属する教授法を確認してください。
ルルベとエルヴェの違いは何ですか?
一部の英語圏の教授法では、プリエを使って上がる動作をrelevé、膝を曲げずに上がる動作をelevéまたはriseと区別します。しかしフランス系・ロシア系を含め、用語の運用は統一されていません。動作を説明するときは、プリエからか、伸ばした膝からかを明示するのが安全です。
ルルベとドゥミ・ポワントは同じですか?
同じではありません。ルルベは身体を高くする動作、ドゥミ・ポワントは踵を上げ、前足部で支持している位置です。ルルベによってドゥミ・ポワントへ上がりますが、静止している状態は「アン・ドゥミ・ポワント」と表現できます。
ルルベはポワントシューズを履かなくてもできますか?
できます。バレエシューズや裸足で前足部に上がるルルベは、ドゥミ・ポワントのルルベです。ポワントシューズで足趾の先端まで上がる場合は、ルルベ・シュル・レ・ポワントなどと表現されます。
体重は母趾だけに乗せますか?
母趾だけへ集中させません。前足部全体で床を捉え、足首が内側や外側へ倒れない位置に身体の重心を整えます。母趾球だけを押しすぎることも、小趾側へ逃げることも避けます。
ルルベで膝を後ろへ押し込んでもよいですか?
膝は長く伸ばしますが、関節を後方へ押し込んだり、反張膝を強調したりする必要はありません。大腿、膝、足首、足部を一つの支持線として整え、筋力でコントロールします。
片脚ルルベが安定しないときはどう練習しますか?
まず両脚で低めのドゥミ・ポワントを練習し、ゆっくり上がってゆっくり下りられるようにします。その後、バーを軽く使い、片脚への体重移動、低いルルベ、短い静止時間から段階的に進めます。
足首やアキレス腱、前足部に痛みがある場合も続けてよいですか?
痛みを我慢して続けないでください。鋭い痛み、腫れ、熱感、引っかかり、しびれ、力が抜ける感覚、朝の強いアキレス腱痛などがある場合は中止します。症状が続く場合は、ダンス医科学に理解のある医師や理学療法士へ相談してください。

海外参考文献・資料

本記事は、日本語の用語集を主要根拠にせず、フランス語辞典、海外の古典バレエ技術辞典、海外バレエ団の教育資料、IADMS、査読研究を中心に構成しています。ルルベとエルヴェの区別には教授法差があるため、単一流派の用語を絶対的な定義として扱っていません。

  1. フランス語辞典Larousse, “relevé” — 足裏からポワントまたはドゥミ・ポワントへ立ち上がり、元へ戻る舞踊動作の定義。
  2. 語源辞典Dictionnaire de l’Académie française, “relever” — ラテン語relevareに由来する語源。
  3. 古典技術辞典Gail Grant, Technical Manual and Dictionary of Classical Ballet. Internet Archive — relevéの定義、片脚・両脚、各ポジション、教授法による実行方法の違い。
  4. バレエ団教育資料The Washington Ballet, Ballet Activity Sheets — relevéを「rise up to demi-pointe or pointe」と説明。
  5. 足部教育IADMS, “Stretching the Point: Part 1” — ドゥミ・ポワント、足趾の握り込み、足部アライメント、ポワント準備。
  6. 傷害予防IADMS, “Stretching the Point: Part 2” — 後方足関節インピンジメント、FHL、反復荷重と骨ストレス。
  7. 足部解剖IADMS, “Feet: Skeletal and Muscular Structure” — 足部の骨、アーチ、内在筋・外在筋とドゥミ・ポワント。
  8. 足部傷害IADMS, “Foot injuries in dancers: Are they preventable?” — 過回内、異常荷重、種子骨炎、中足部痛。
  9. 公式指針IADMS, Guidelines for Initiating Pointe Training — ポワント開始に必要な全身訓練、アライメント、可動域と筋力。
  10. 姿勢制御研究“Effect of Integrated Training on Balance and Ankle Reposition Sense in Ballet Dancers.” — ルルベ・アン・ドゥミ・ポワント中の足関節位置覚と姿勢制御。
  11. 筋活動研究“On the skilled plantar flexor motor action and unique electromyographic activity of ballet dancers.” — 踵の上げ下げにおけるダンサーの運動精度と下腿筋活動。
  12. 可動域研究“Measurement of the extreme ankle range of motion required by female ballet dancers.” — ポワントで必要となる荷重下の足関節底屈可動域。
  13. 関節寄与研究“Ankle and foot contributions to extreme plantar- and dorsiflexion in female ballet dancers.” — 極端な底屈に対する足関節と足部各関節の寄与。
  14. 系統的レビュー“Biomechanical Risks Associated with Foot and Ankle Injuries in Ballet Dancers.” — 足部・足関節傷害に関わる生体力学的要因。
  15. 掲載動画バレエジャポン「ルルベ」Vimeo動画

注:教授法によって、relevé、élevé、rise、plié-relevéの使い分け、上がる速度、踵の軌道、プリエとの関係が異なります。本記事では、複数の教授法に共通する「身体をドゥミ・ポワントまたはポワントへ高くする動作」を中心定義としています。

動画・記事クレジット

動画提供バレエTV
モデル・監修神戸里奈先生
記事編集バレエジャポン編集部
参考方針海外技術辞典・仏語辞典・海外バレエ団資料・IADMS・査読研究

高さより、まっすぐ上がって下りること

動画を見るときは、踵の高さだけでなく、足首が倒れていないか、足趾を握っていないか、骨盤と頭が前足部の上へ移動しているか、下りる局面まで制御できているかを確認してください。

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© バレエジャポン|本記事は教育目的の一般情報であり、個別の医学的診断や治療の代わりとなるものではありません。

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