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スーブルソー・ポアソン Soubresaut poisson

バレエ動画辞典Ballet Video Dictionary

BALLET TERMINOLOGY

スーブルソー・ポアソン

Soubresaut poisson

両脚で踏み切り、空中で脚をそろえて後方へ伸ばしながら背中をしなやかに反らせ、魚が跳ねるような弓なりのラインをつくるジャンプ。スーブルソーの変形として知られる。

用語情報

正式名称
スーブルソー・ポアソン
日本語
スーブルソー・ポアソン
フランス語
Soubresaut poisson

パの解説

スーブルソー・ポアソンは、両脚で踏み切り、空中で脚を後方へ伸ばしながら身体を弓なりに見せるジャンプ。魚が水面から跳ねる姿にたとえられ、スーブルソーを発展させた動きとして説明される。

準備と踏み切り:5番ポジションなどからドゥミ・プリエを行い、両脚で床を押して跳び上がる。空中での形をつくるため、先に十分な引き上げを得ることを意識する。振付によって、その場または斜め前方へ移動することがある。

空中での脚の使い方:膝と足先を伸ばして両脚を近づけたまま、足先を身体の後方へ運ぶ。脚の前後をむやみに入れ替えず、そろえた脚が魚の尾のように見えるラインをつくる。

上体と腕のライン:胸部から上体をしなやかに開き、脚の方向とあわせて身体全体で弧を描く。腕の位置や顔の向きは振付によって異なるが、反りの大きさだけを追うのではなく、空中で統一されたラインを見せることが大切である。

着地:代表的な説明では踏み切った両脚を5番ポジションなどへ戻し、ドゥミ・プリエで静かに着地する。一方、タン・ドゥ・ポワソンなどの名称で説明される変形には、片脚で着地し、反対の脚を後方へ残すものもある。着地の形は動画・流派・振付に合わせて確認する。

安全に行うためのポイント:腰だけを急に大きく反らすのではなく、胸郭・背骨・股関節の動きを協調させる。空中で頭を勢いよく後ろへ投げず、着地前には身体を整えて膝・股関節・足部で衝撃を受け止める。痛みが生じるほど反りを強調しない。

通常のスーブルソーとの違い:通常のスーブルソーは両脚をそろえて踏み切り、足を入れ替えずに着地するジャンプ。スーブルソー・ポアソンは、それに魚が跳ねるような弓なりの空中姿勢を加えることが特徴となる。

パ・ドゥ・ポワソンとの関係:「スーブルソー・ポアソン」と「パ・ドゥ・ポワソン」は、同じ魚のようなジャンプを指す名称として使われることがある。名称だけで別の技術と決めつけず、実際の足運び・着地・移動方向で確認するとよい。

名称について:フランス語の soubresaut は「不意の跳躍・跳ねる動き」、 poisson は「魚」を意味する。pas de poisson、temps de poisson、 saut de poisson など関連する名称も用いられる。日本語では「スーブルソー・ポワソン」と書く場合もある。

バレエ動画辞典 監修

神戸里奈先生 (かんべ りな)

バレエダンサー・バレエ教師

3歳よりバレエを始め、1999年ローザンヌ国際バレエ・コンクールにてエスポワール賞、コンテンポラリー・ヴァリエーション賞を受賞。同年、オランダ王立コンセルバトワールに留学。

2002年にKバレエ カンパニーに入団。2013年にプリンシパル・ソリストに昇格し、『白鳥の湖』『ジゼル』『シンデレラ』『ロミオとジュリエット』など数々の作品で主要な役を務める。

退団後はチェコ国立ブルノバレエ団で活動。帰国後はダンサーとして舞台に出演するほか、子どもから大人、プロを目指す生徒まで幅広く指導している。

基礎技術と舞台表現のつながりを大切にし、一人ひとりの個性を活かす指導に取り組んでいる。

バレエ動画辞典 モデル

中村春奈先生 (なかむら はるな)

バレエダンサー・バレエ教師

5歳よりバレエを始め、杉原和子、田中千賀子に師事。こうべ全国洋舞コンクール女性ジュニア部第1位をはじめ、国内コンクールで入賞を重ねる。

2004年、ベルギー王立アントワープバレエスクールに留学。2008年にKバレエ カンパニーに入団し、2015年にファースト・ソリストに昇格。

『くるみ割り人形』のマリー姫・雪の女王、『ラ・バヤデール』のガムザッティ、『眠れる森の美女』のフロリナ王女など、数々の作品で主要な役を務める。

2017年の退団後はフリーランスとして活動。Kバレエ スクールやスタジオ アーキタンツなどで、初心者から経験者まで幅広く指導している。

バレエTVでは、バレエ超入門レッスンやバーレッスン、バレエ動画辞典などに出演し、基本動作の実演や解説を担当している。

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