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ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール/rond de jambe à terre ver.1

バレエTV|バーレッスン動画

ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テールrond de jambe à terre

ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テールは、動脚のつま先を床に触れさせながら、前・横・後ろをつなぐ円弧を描くバーレッスンの基本動作。軸脚で身体を支えながら、股関節から脚を滑らかに動かしていく。

レッスンでの動き

基本形では、片脚に体重を預け、もう一方の脚のつま先を床に軽くつけて動かす。アン・ドゥオールでは前から横を通って後ろへ、アン・ドゥダンでは後ろから横を通って前へ円弧を描く。つま先を床に押しつけず、股関節から脚全体を運ぶ。

その後、決められた経路で脚を元の位置へ戻し、次の円運動へつなげる。骨盤や上体を大きく振らず、動脚の方向が変わっても軸脚の支えを保つ。

ポイント解説

円を大きく描くことより、軸脚と動脚を協調させることが大切。 直線的なタンデュから円運動に変わることで、股関節の使い方、軸脚の安定、重心の細かな調整が求められる。

軸脚で支え、動脚を自由に動かす

レッスンが進むにつれ、軸脚と体幹にはより丁寧な支えが必要になる。動脚のつま先には体重をかけず、軸脚で床を押しながら骨盤と上体の位置を保つ。脚を動かすことと、身体を支えることを同時に行う練習である。

股関節から円を描く

大きな円を描こうとして腰を反らせたり、骨盤を傾けたりしない。動脚は股関節から無理のない範囲で回し、軸脚・動脚ともにターンアウトを意識する。特に横から後ろへ移るときも、膝や足先だけを捻らない。

余分な緊張をほどく

身体を固めすぎると、動脚の動きだけでなく重心の調整も難しくなる。上体を長く保ち、肩や首、足先の不要な力みを減らす。必要な場所で支えながら、動く脚には滑らかさを残す。

音楽とアンシェヌマンを感じる

ロン・ドゥ・ジャンブでは、脚の円運動に腕や上体の動きが組み合わされることも多い。拍子や音の流れを捉え、動作の順番を覚えるだけでなく、次の動きへ自然につなげることを意識する。

膝・股関節・腰への負担に気をつける

軸脚の膝が内側へ崩れたり、動脚を後ろへ運ぶ際に腰を強く反らせたりしない。痛みや引っかかりを感じる場合は円の大きさや動かす範囲を調整する。後のレッスンに登場するパンシェなど、大きく股関節を使う動作にもつながる基礎として、丁寧に練習する。

名称について

フランス語の rond は「丸い」、jambe は「脚」、 à terreは「地面で・床で」という意味。合わせて、脚で床の上に円を描く動きを表す。フランス語の正式な綴りでは rond de jambe à terreとアクセント記号を付ける。

バレエの豆知識

アン・ドゥオールとアン・ドゥダン は、脚が円を描く方向を区別する言葉。アン・ドゥオールは前から横、後ろへ、アン・ドゥダンは後ろから横、前へ進む。どちらも脚の付け根から動かし、無理のないターンアウトを保つことが共通の基本となる。

バーレッスン動画 モデル

バーレッスン動画 モデル

神戸里奈先生(かんべ りな)

バレエダンサー・バレエ教師

3歳よりバレエを始め、1999年ローザンヌ国際バレエ・コンクールにてエスポワール賞、コンテンポラリー・ヴァリエーション賞を受賞。同年、オランダ王立コンセルバトワールに留学。

2002年にKバレエ カンパニーに入団。2013年にプリンシパル・ソリストに昇格し、『白鳥の湖』『ジゼル』『シンデレラ』『ロミオとジュリエット』など数々の作品で主要な役を務める。

退団後はチェコ国立ブルノバレエ団で活動。帰国後はダンサーとして舞台に出演するほか、子どもから大人、プロを目指す生徒まで幅広く指導している。

基礎技術と舞台表現のつながりを大切にし、一人ひとりの個性を活かす指導に取り組んでいる。

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